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(2020/09/26) 担当:長島 公子 (事務局、19期)
俳句同好会 第15回 蘇鉄の会 報告
新型コロナウイルス感染症の鎮静化の兆しも見えない状況が続いているため、第15回「蘇鉄の会」(2020年9月12日(土))もWeb上開催となりました。
愛媛県立松山北高校同窓生の皆様、ふるってご参加下さい。
人と人との繋がりが分断化される中でも、「蘇鉄の会」は、人知れず健やかに深く広大かつ多様な世界を共有しています…。
尚、今回の参加は、講師を含む投稿者9名、全36句です。
城下 洋二 講師
講師選
兼題「月」
特選句
外出自粛空に真っ白夏の月 博石
並選句
縁側で祖母と遊んだ盆月夜 まさ
会へずとも共に眺める盆の月 真砂
当季雑詠
新スマホ孫に教はる梅雨晴間 徹
蔦みどり飲込まむとすビル一つ 龍彦
線状降水帯天の川さへ氾濫す 博石
休暇果つ背丈の伸びて乙女さぶ 孝枝
コロナ禍の関係者のみの秋祭り 良
燈下親し新刊本の匂ひ掌に 孝枝
互選結果( )内数字は得票数
会へずとも共に眺める盆の月 真砂(6)
昏れなずむ昏き島影月の道 龍彦(1)
外出自粛空に真っ白夏の月 博石(1)
三日月や夜空にきらり鎌のよう 良
窓の外秋風そよと月明かり 南行
盆の月ふるさとへの旅叶わざり 孝枝
湯けむりに胃国語交ふや宵の月 徹
燈下親し新刊本の匂ひ掌に 孝枝(3)
うつし世をしばし忘れて夏の夢 南行(2)
線状降水帯天の川さへ氾濫す 博石(2)
休暇果つ背丈の伸びて乙女さぶ 孝枝(2)
硯洗ふ恋文書きしこともあり 孝枝(2)
蜩や玉川疎水上ぼりゆく 真砂(2)
鳳仙花はじけて夏の終わりかな 真砂(2)
コロナ禍の関係者のみの秋祭り 良 (1)
蔦みどり飲み込まむとすビル一つ 龍彦(1)
橋半ば叫び尽きたるあぶら蝉 南行(1)
朝顔のカーテン揺らぎ風さやか 博石(1)
妻の干す梅はほのかに母の影 徹 (1)
野分去り木漏れ日浴びて散歩道 良 (1)
夏の日のうたげ華やぐ酔芙蓉 龍彦(1)
雨上がり蝉一斉に大合唱 良 (1)
蒼天を皇帝ダリアつらぬけり 龍彦 (1)
光淡し遠くに見ゆる漁り火や まさ
新スマホ孫に教はる梅雨晴れ間 徹
ゆきあいの空にかかるやいわし雲 まさ
百合の花膨らむ蕾恥じらゐて 博石
腹を出す魚とじゃれ合う川鵜かな 南行
永遠の夏呼ばれし花や撫子か まさ
真夜中や蝉の声止む配達夫 徹
秋めいて差す陽伸びるや籠る日々 真砂
城下講師講評
今回季重なり、季跨りの句が散見されたが、季重なり・季跨りが一概に駄目とは言わないけれど、安易に使用するのは避けたい。
季重なりや季跨りは句の焦点がぼやけたり、二重説明になったりすることが多いので、推敲されたい。
以上
秋海棠
蔦に包まれる宮崎台福祉センター
朝の酔芙蓉
午後の酔芙蓉
皇帝ダリア
第16回「蘇鉄の会」ご案内
日時:2020年12月5日(土)(時間は未定)
御題:兼題「時雨」1句
当季雑詠3句 計4句
場所: 殿ヶ谷戸庭園(予定)
参加費:5千円
選評講師:城下洋二先生
参加申込:2020年11月25日(水)迄にお申込み下さい。
「蘇鉄の会」会員は既に予約数に入っています。
当日、会場参加できない方は、Web参加も可能です。
欠席される場合は上記期日までに、下記長島までご連絡下さい。
※あらかじめメールにて俳句の投稿を受け付けます。
投稿締切:2020年11月25日(水)
投稿方法:兼題1句と当季雑詠3句
メールにてお送り下さい。
sato-nagashima@coast.ocn.ne.jp
ワード文書でファイル添付又はメールべた打ちでもOK。
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